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【競馬コラム】 第3回 理論から考える回収率(前編)
■ 控除率とは何か
宝くじや競馬の主催者は、すべての購入金額のうち一定の割合を控除した後、的中者に分配しています。これは、主催者が損をしないようにするためのシステムで、この控除する金額の割合を控除率と言います。中央競馬の控除率は約25%になります。つまり、100円の馬券は買った瞬間に25円を引かれていて、75円の価値しかないということです。
■ 大数の法則とは何か
また、統計学の分野では“大数の法則”と呼ばれているものがあります。これはある試行において事象が起きる確率は、試行回数を増やすにつれて、ある一定の確率(理論的な確率値)に近づくというものです。サイコロで言えば、サイコロを振る回数が多くなればなるほど、1の目が出る確率は1/6に近づくということになります。
■ 理論上の回収率
では、競馬に大数の法則を当てはめた場合、どうなるでしょうか。先ほど、述べたように、競馬には約25%の控除がありますので、確率上の理論値は回収率75%となります。このことは、長い期間にわたって馬券を買い続ければ、回収率は75%に近づいていくということを意味するのでしょうか?答えはNOです。
■ 予想技術の効果
確かに純粋に運だけで勝負が決まるギャンブルであれば、控除率を引いた分の金額が期待される金額になります。もし仮に全組み合わせの馬券を均等に買えば、回収率は75%に近づくでしょう。ただし、競馬の場合は、自分で馬券の組み合わせを選ぶことができるため、予想の技術(馬券の技術を含む)が結果を左右します。この技術の差によって、回収率にも個人差が出てくることになります。つまり、先ほど説明した“大数の法則”から、長期的に考えると競馬の回収率は“75%±技術”に近づくと言えます。
■ 回収率に限界はあるのか?
では、長期的にみて回収率120%以上など可能なのでしょうか?実際には、控除率25%というハンデが重すぎるため、大半の人には届かない数字であると思います。平均値よりもかなり突出した技術がなければ難しく、自分だけは特別と信じたいところですが、現実はそれほど甘くないということです。
(後編へ続く)
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【競馬コラム】 第1回 野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?(前編)
【競馬コラム】 第2回 野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?(後編)
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宝くじや競馬の主催者は、すべての購入金額のうち一定の割合を控除した後、的中者に分配しています。これは、主催者が損をしないようにするためのシステムで、この控除する金額の割合を控除率と言います。中央競馬の控除率は約25%になります。つまり、100円の馬券は買った瞬間に25円を引かれていて、75円の価値しかないということです。
■ 大数の法則とは何か
また、統計学の分野では“大数の法則”と呼ばれているものがあります。これはある試行において事象が起きる確率は、試行回数を増やすにつれて、ある一定の確率(理論的な確率値)に近づくというものです。サイコロで言えば、サイコロを振る回数が多くなればなるほど、1の目が出る確率は1/6に近づくということになります。
■ 理論上の回収率
では、競馬に大数の法則を当てはめた場合、どうなるでしょうか。先ほど、述べたように、競馬には約25%の控除がありますので、確率上の理論値は回収率75%となります。このことは、長い期間にわたって馬券を買い続ければ、回収率は75%に近づいていくということを意味するのでしょうか?答えはNOです。
■ 予想技術の効果
確かに純粋に運だけで勝負が決まるギャンブルであれば、控除率を引いた分の金額が期待される金額になります。もし仮に全組み合わせの馬券を均等に買えば、回収率は75%に近づくでしょう。ただし、競馬の場合は、自分で馬券の組み合わせを選ぶことができるため、予想の技術(馬券の技術を含む)が結果を左右します。この技術の差によって、回収率にも個人差が出てくることになります。つまり、先ほど説明した“大数の法則”から、長期的に考えると競馬の回収率は“75%±技術”に近づくと言えます。
■ 回収率に限界はあるのか?
では、長期的にみて回収率120%以上など可能なのでしょうか?実際には、控除率25%というハンデが重すぎるため、大半の人には届かない数字であると思います。平均値よりもかなり突出した技術がなければ難しく、自分だけは特別と信じたいところですが、現実はそれほど甘くないということです。
(後編へ続く)
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【競馬コラム】 第1回 野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?(前編)
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【競馬コラム】 第2回 野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?(後編)
■ オーバーシードとは
最後にオーバーシードですが、これは野芝と洋芝が混在した馬場のことを言います。野芝は寒さに弱く、冬には枯れてしまい、1年を通して緑の馬場を保つことができません。そこで、秋に野芝の上から洋芝の種を蒔きます。そうすると、秋から冬の期間は、枯れてしまった野芝の根をベースに、冬でも成長し続ける洋芝をプラスした馬場が出来上がるわけです。ちなみに、ここでいう洋芝とは主にイタリアングラスとなります。
このオーバーシードは、見た目は洋芝の緑によってきれいに見えても、ベースとして支えている野芝の状態によって、馬場状態が大きく変わるという特徴があります。簡単に言うと、季節によって野芝と洋芝の割合が大きく変化するからです。
■ 1年サイクルで変化する芝状態
では、季節によるオーバーシード馬場の芝状態を見てみましょう。夏の間に成長した野芝が中心となる秋の開催では、勝ちタイムの速い高速馬場となります。JRAのホームページで中山競馬場のレコードを見ると、1200mや1600mなど基幹距離のレコードは秋の開催中に記録されていることに気がつくと思います。
秋以降は野芝の成長がありませんので、冬から春にかけて徐々に野芝が傷んでいき、春先には洋芝中心となり、パワーの必要な馬場に変化します。春の開催が終了すると、野芝の成長を促すために、洋芝は全て抜かれます。夏の間に野芝が成長し、秋には再び高速馬場に変化します。このように、1年のサイクルで常に良好な馬場状態を保つ工夫がされているわけです。
■ 馬場状態を見極める
種類の違い以外では、開催が行われていない期間の馬場の回復があります。開催終了時点ではボロボロに痛んでいた馬場でも、開催を休んでいる期間に天候に恵まれ、芝の成長が促されると、次の開催が再開する頃には、芝がかなり回復することがあります。
また、開催期間中であっても、仮柵の移動、芝刈り、散水などの人為的要因によって変化があります。これらの作業のタイミングは主催者の判断に委ねられるため、主催者の意図が反映された馬場状態になると言えるでしょう。
これらの様々な要因によって、変化する馬場状態を見極めるのは難しいことですが、馬場状態を基に予想ができるようになると、予想の楽しみが大きく広がると思います。
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【競馬コラム】 第1回 野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?(前編)
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最後にオーバーシードですが、これは野芝と洋芝が混在した馬場のことを言います。野芝は寒さに弱く、冬には枯れてしまい、1年を通して緑の馬場を保つことができません。そこで、秋に野芝の上から洋芝の種を蒔きます。そうすると、秋から冬の期間は、枯れてしまった野芝の根をベースに、冬でも成長し続ける洋芝をプラスした馬場が出来上がるわけです。ちなみに、ここでいう洋芝とは主にイタリアングラスとなります。
このオーバーシードは、見た目は洋芝の緑によってきれいに見えても、ベースとして支えている野芝の状態によって、馬場状態が大きく変わるという特徴があります。簡単に言うと、季節によって野芝と洋芝の割合が大きく変化するからです。
■ 1年サイクルで変化する芝状態
では、季節によるオーバーシード馬場の芝状態を見てみましょう。夏の間に成長した野芝が中心となる秋の開催では、勝ちタイムの速い高速馬場となります。JRAのホームページで中山競馬場のレコードを見ると、1200mや1600mなど基幹距離のレコードは秋の開催中に記録されていることに気がつくと思います。
秋以降は野芝の成長がありませんので、冬から春にかけて徐々に野芝が傷んでいき、春先には洋芝中心となり、パワーの必要な馬場に変化します。春の開催が終了すると、野芝の成長を促すために、洋芝は全て抜かれます。夏の間に野芝が成長し、秋には再び高速馬場に変化します。このように、1年のサイクルで常に良好な馬場状態を保つ工夫がされているわけです。
■ 馬場状態を見極める
種類の違い以外では、開催が行われていない期間の馬場の回復があります。開催終了時点ではボロボロに痛んでいた馬場でも、開催を休んでいる期間に天候に恵まれ、芝の成長が促されると、次の開催が再開する頃には、芝がかなり回復することがあります。
また、開催期間中であっても、仮柵の移動、芝刈り、散水などの人為的要因によって変化があります。これらの作業のタイミングは主催者の判断に委ねられるため、主催者の意図が反映された馬場状態になると言えるでしょう。
これらの様々な要因によって、変化する馬場状態を見極めるのは難しいことですが、馬場状態を基に予想ができるようになると、予想の楽しみが大きく広がると思います。
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【競馬コラム】 第1回 野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?(前編)
■ 函館と小倉の違い
先日行われた函館記念の勝ちタイムが2分00秒3、小倉記念の勝ちタイムが1分57秒9でした。同じ2000mのハンデ重賞で、どうして2秒以上のタイム差がつくのか、疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
ペースや展開、馬の能力差など、様々な要因はあるでしょうけど、大きな原因の1つは馬場の種類です。そこで、今回は馬場の種類の違いについて考えてみましょう。
現在、日本の競馬場の馬場は、大きく分けて野芝、洋芝、オーバーシード(野芝と洋芝の混在)の3種類があり、それぞれ異なった特徴を持っています。
■ 野芝は高速決着
野芝は、主に夏の新潟、小倉などで使われています。野芝は古くから日本にある在来種で、夏の間に成長し、冬になると枯れてしまうという性質を持っています。土の中で横に根を張るため、頑丈な状態を保ち、いわゆる“固い馬場”になります。
この野芝で馬が走ると、地面からの反発力を強く受けるため、走破タイムが速くなります。野芝で行われる夏の新潟では、マイル戦で1分32秒台の高速決着となることも珍しくありません。
野芝のもう1つの特徴として、傷みにくいという性質があります。そのため、野芝の馬場は、開催期間中を通じて馬場の変化が少なくなります。
■ パワーが要求される洋芝
洋芝は函館と札幌で使われています。洋芝とは外来種の芝全般を指す言葉で、種類としてはケンタッキーブルーグラスやトールフェスクなどになります。横に根を張る野芝に対して、洋芝は縦に伸びるという特徴があります。また、洋芝は野芝に比べて葉の密度が濃いこともあって、衝撃を吸収する馬場になります。
この洋芝で馬が走ると、野芝と比べて、地面からの反発力を生かすことができず、馬の脚がグッと沈み込むような状態になります。そのため、馬にとっては地面をしっかり捉えるためのパワーが要求され、勝ちタイムは遅くなります。
また、芝自体がダメージに弱いため、開催期間が長くなると、徐々に芝がはげていきます。開幕から3週間も経つと、全く違う状態に変わってしまうこともあるのです。
(後編へ続く)
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ペースや展開、馬の能力差など、様々な要因はあるでしょうけど、大きな原因の1つは馬場の種類です。そこで、今回は馬場の種類の違いについて考えてみましょう。
現在、日本の競馬場の馬場は、大きく分けて野芝、洋芝、オーバーシード(野芝と洋芝の混在)の3種類があり、それぞれ異なった特徴を持っています。
■ 野芝は高速決着
野芝は、主に夏の新潟、小倉などで使われています。野芝は古くから日本にある在来種で、夏の間に成長し、冬になると枯れてしまうという性質を持っています。土の中で横に根を張るため、頑丈な状態を保ち、いわゆる“固い馬場”になります。
この野芝で馬が走ると、地面からの反発力を強く受けるため、走破タイムが速くなります。野芝で行われる夏の新潟では、マイル戦で1分32秒台の高速決着となることも珍しくありません。
野芝のもう1つの特徴として、傷みにくいという性質があります。そのため、野芝の馬場は、開催期間中を通じて馬場の変化が少なくなります。
■ パワーが要求される洋芝
洋芝は函館と札幌で使われています。洋芝とは外来種の芝全般を指す言葉で、種類としてはケンタッキーブルーグラスやトールフェスクなどになります。横に根を張る野芝に対して、洋芝は縦に伸びるという特徴があります。また、洋芝は野芝に比べて葉の密度が濃いこともあって、衝撃を吸収する馬場になります。
この洋芝で馬が走ると、野芝と比べて、地面からの反発力を生かすことができず、馬の脚がグッと沈み込むような状態になります。そのため、馬にとっては地面をしっかり捉えるためのパワーが要求され、勝ちタイムは遅くなります。
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競馬コラムはじめます。
来週以降、不定期に競馬コラムを掲載します。
第1回は、「野芝と洋芝の違い、オーバーシードとは!?」を予定しています。
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【エルフィンS】ポルトフィーノ圧勝の考察
エルフィンSで単勝1.9倍の一番人気に支持されたポルトフィーノ。
特に引っ張る馬もいなかったため、スピードの違いでハナへ。前半はゆったりしたペースだったが、後半から加速すると一気に46.8-34.4の脚を繰り出し2馬身半差の楽勝。
勝ちタイムの1.36.3は平凡だが、これは前半4ハロン49.5秒のスローペースだったため。
ラスト3ハロンが全て11秒台で、最後の1ハロンは11.2秒。前を行く馬にこれだけの脚を使われると、後ろの馬は手も足も出ない。8ヶ月ぶりのレースで、驚異的な加速力を見せた。
しかもゴール前ではまだ余裕があった。ダイワスカーレットみたいな強さだった。
桜花賞候補ナンバーワンだ。
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